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防水工事の主な種類

防水工事は専門的な知識と技術を必要とする工事です。私たちプロが建物をしっかりと診断し、適切な時期に適切な方法で適切な防水工事を行います。



アスファルト防水

明治時代の末期より発展し、長い間防水工事の最前線で使われてきた防水工法がアスファルト防水です。合成繊維不織布や有機繊維原紙、ガラス繊維などの基材にアスファルトを染み込ませたアスファルトルーフィングをアスファルト溶融窯で溶融したコンパウンドで張り付ける工法です。

改質アスファルト防水
高い信頼性と豊富な実績を誇るアスファルト防水工法と進化したトーチ防水工法*で省力化・省資源化・環境問題に対応し、屋上緑化などにも貢献しています。連続した厚い防水層が特徴で、施工のばらつきが少なく、信頼性が高いのが特徴で、鉄筋コンクリート造などの マンションの屋根の防水工事などに多く用いられます。従来のアスファルト防水工事に比べ臭いや煙の発生がほぼないのが改質アスファルト防水工事です。
*トーチ工法とは 我が国では1980年初頭にヨーロッパから輸入されました。その後、1980年代後半には国内での生産が始まり1991年にはJIS規定が制定されました。トーチ 工法用のルーフィング材で仕上げる仕様で、主に既存がアスファルト露出防水下地の場合の改修工事で用いられます。

ウレタン塗膜防水
塗膜防水 アクリルやウレタン、ポリエステルを主原料とした液体を、何重にも塗り重ねて行う防水工事です。ガラス繊維などを加えることで強度を高めたり、防水材を重ね塗りすることで絶縁機能を持たせるなど、メーカーによって多数の工法があります。密着性があり、割れづら く、状態が良ければ塗り直しで改修できます。
ウレタン塗膜防水 複雑な形状でも下地の形状に馴染み易く、水密性の高い連続皮膜が得られ、つなぎ目の無いシームレスな塗膜で美観に 優れるのが特徴です。マンション等の屋上やベランダ、階段や廊下等の改修時に建物の傷み具合や利用方法に最適な防水層を提供でき、定期的な改修工 事用としての需要が多いです。

ウレタン複合防水
ウレタンとFRP繊維と樹脂の複合材、ウレタンと金属(アンカーで下地に固定した金属成型番)などウレタン塗膜防水とその以外の防水工法を掛け合わせたものの総称がウレタン複合防水です。

シート防水
塩ビシート防水
塩化ビニル樹脂による防水工事です。燃えにくい性質と自己消火性を持った防水システムであり、一定の寸法に形成した防水シートを下 地に貼り付ける密着工法と、ディスク板などで固定していく機械固定工法とがあります。旧防水層の撤去がほぼ不要であり、錆びて朽ち た笠木等の鉄板にも下地調整だけで直接防水が可能であり、機械固定工法は、多少の雨が降った後でも施工が出来るといった特徴があ ることから工期の短縮が見込め、改修工事のトータルコストの低減に繋がります。

ゴムシート防水
シート状に形成した合成ゴム系の防水材を接着剤やビス、鋼板などで下地に張り付ける防水工法です。ゴムのため伸縮性も耐久性も高く優れていますが、シート同士は接着剤やテープで接着するので、全体が一体化しないという特徴があります。接着剤で張り付ける工法を接着工法、鋼板やビスで張り付ける工法を機械的固定工法と呼びます。

長尺シート防水
長尺のシートを使った防水工法で、マンションの廊下や階段、バルコニーによく使われます。滑りにくく遮音性が高いのが特徴です。また、ウレタン塗膜防水のように工事後1~2日は人がその上を歩けないのではなく、工事後すぐに歩けることも利点です。

ポリマーセメント防水
ポリマーセメント防水で使われるポリマーセメント系塗膜防水材とは、エマルション水系樹脂とセメント系パウダーを調合した材料でできています。シンナーなどの有機溶剤を使わないため、特定化学物質障害予防規則の配慮を必要としない環境に配慮した防水材です。 水和凝固型防水材ともいわれます。施工に有機溶剤や火器を使用しないので施工業者・周囲の環境に対して安全な防水材だといえます。

FRP
FRPとは繊維強化プラスチックス( Fiber Reinforced Plastics )の略称で、 優れた特性を複雑高度化する多様なニーズに対応させた建築防水システムです。耐衝撃性に強く、防水性や成形性が良く、戸建住宅では主にバルコニーや屋根に多く用いられ、住宅の基礎や鉄筋鉄 骨マンションなどではコンクリート表面を水や腐食等の各種の外的要因からも保護する工法です。また弊社では、戸建住宅向けに、仕上げ色をグレーだけではなく、ホワイトやイエローなど様々なカラーをオプションにて選択することが可能です。

シーリング
シーリングとは外壁のボードとボードの隙間(つなぎ目)や金具と壁の隙間をシーリング材で埋める工事です。シーリング工事をするこ とにより、隙間から水が浸入するのを防ぐことができます。また、地震などにより建物が揺れた際に、シーリング材の伸縮性により建物 を守る効果もあります。 窓枠などのシーリング箇所の雨漏りであれば比較的すぐに気付くことができますが、 ALC 軽量気泡コンクリート)やサイディングなどのシーリング箇所で雨漏りが発生した場合、水が壁の中に浸水するためなかなか気付けないケースもあります。その場合、気付いたときには既にカビだらけになってしまっていることもあるので、シーリングはとても重要な工事です。

塗床
塗床工事とは特定の施設などで用いられる工事で、 用途に合わせて床材に改修工事を行います。主に医療施設、食品工場などの工場、クリーンルーム、倉庫などの環境に合わせて、粉塵への対応、抗菌性、対薬品性や対熱性などを考え耐久性のある床に仕上げます。また、床を滑りにくくしたり、色をつけたりすることもできます。こういった塗床工事で使われる床材は人体や環境に影響の少ない安心な 塗床材を選択致します。塗床工事は下地処理が最も重要なため下地工事から慎重に行います。塗床材を使用する際は均等に厚みをつける ようにしないと塗りムラが出来てしまい、結果塗床材が薄い所から床の劣化が始まってしまいます。また、その塗りムラが段差の原因にもなります。蝦夷工業では、豊富な知識と高い技術力で、安心して業務に集中していただける床環境をご用意致します。

2023.05.16

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